こんにちわ。
英国雑貨トゥーシェ 広報担当(?) いぬお です。
10月前半~中旬にかけて、盛り上がる英国フェア「うめだ阪急 英国フェア」があり、トゥーシェも参加させて頂きました。
エナメルは2種類ある
英国フェアには、トゥーシェのビジネスパートナーであるAEW社(ピューター雑貨製造)の次期 代表である「サム・ウィリアムス」が作業工程や商品をお客様に対して説明しておりました。そんな中、サムとの会話で、いぬおが覚えた言葉「コールドエナメル」「ホットエナメル」についてお話したいと思います。
今回、サムがヘアゴムのアクセサリー部分に「エナメルをつける(Enameling)」作業を見せてくれたのですが、サムの使っていた技法は「コールドエナメル(Cold Enamel)」というタイプの技法だそうです。実はエナメルをつける方法は2つに分かれます。
エナメルの概要
1) ホット エナメル(Hot Enamel)
・・・ ガラス釉薬を高温で焼き付けたエナメル
2) コールド エナメル(Cold Enamel)
・・・ 樹脂を塗りつけ乾かしたエナメル
(Unfired Enamelとも呼ばれるようです。)
七宝焼きなどはホットエナメルに当たるようです。そしてAEW(ピューター製品)が使うエナメルは全てコールドエナメルになります。なぜなら、ピューター(錫)の融点は低く(250度程度)なので、高温で焼くと金属の方がガラスより先に溶けてしまうからです。
エナメルの特徴
それぞれのエナメルの特徴をまとめてみます。
ホットエナメル | コールドエナメル | |
材質 | ガラス質 | 樹脂 |
メリット | 硬質、傷つきにくい、
変色しにくい、伝統的 |
軽い、割れ難い、
低コスト、作業が簡易、多少複雑なデザイン可 ほとんどの素材に適用可能 |
デメリット | 高コスト、作業が難しい、
複雑デザインは困難、割れやすい、 融点の低い素材には使用不可 |
傷つきやすい、変色しやすい |
※ AEWがピューターに使うコールドエナメルは色付きなので、デメリットはあまり影響しなさそうです。
エナメルアイテムのサンプル
これもAEWコールドエナメルのアイテム
<あとがき>
弊社、社長曰く、トゥーシェは20年程、うめだ阪急英国フェアに連続出場しているとのこと。トゥーシェが、これだけ長く続けられているのは、間違いなくファンの皆様のお陰だと思っております。ありがとうございます!^^
長いことブログを書いておりませんでしたが、
また意欲が沸いてきたので、ちょこちょこ書こうと思います。
いぬお@中野
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