レトロ感たっぷりの石膏額絵 アイボレックス

こんにちは、英国雑貨トゥーシェの いぬお☆ です。
 
先日、倉庫から出してきたアイボレックスという絵がレトロ感たっぷりなので大好きなので、ブログでも紹介しておこうと思います。
 

アイボレックスって何?

 

アイボレックス(ivorex)はイギリス・オズボーン社(Osborne)が1899年から1965年頃まで作っていた絵

でして、基本的に石膏(せっこう)で作られています。石膏は石のように重くも固くもないため、昔から造形物に使われたりする素材ですね。ちなみに石膏は英語だと「プラーク」と言われます。
 
アンハサウェイの家
 
デザインとしては、主に風景の絵が多く、観光地になるような名所のアイテムが多いです。上の絵は「アンハサウェイの家」で、有名な劇作家ウィリアム・シェイクスピアの奥さんの家で(正確には住んでいた可能性がある家…と言われております)、ストラッドフォード・アポン・エイボンという町にあります。
 
アイボレックスの特徴は、石膏で作られた絵が

  • 立体であること
  • 手書きで色付けされていること

です。
 
この2つが良い雰囲気を醸し出す要因になっていると思います。下の絵を見ると分かるかと思います。
アンハサウェイの家
かなりシッカリとした起伏がある事が分かります。また、明るく分かりやすい色の配色ではなく、地味な色を使っている事が多いのですが、光の明暗部分まで細かく塗りわけてあるのです。
 

アイボレックスで観光地紹介

 
それでは、いくつかの観光地をアイボレックスの額絵で紹介します。
 

ウィンザー城


これはイギリス好きで知らない人はいないと思われる程の観光名所「ウィンザー城」です。
ロンドンから西にあるウィンザー城はイギリスの君主の公邸の一つであり、イギリス王室の所有で女王エリザベス2世が週末に過ごす場所です。
 

タワー・オブ・ロンドン


タワー・オブ・ロンドン(ロンドン塔)はロンドンのテムズ川に沿いにある城塞です。この建物は中世に建てられ、宮殿や牢屋・動物園に使われたりと、長い歴史の中で色々な目的で使用されてきました。現在は美術館になっており中に入る事ができ、ロンドンの中でも中心に位置し、特に有名な観光名所になっています。
 

セントポール大聖堂


こちらはロンドンの有名な観光名所の1つ、セントポール大聖堂。ロンドン旅行経験者は行ったことがあるのではないでしょうか?
セント・ポール大聖堂はロンドンの金融街「シティ・オブ・ロンドン」にある大聖堂で、イングランド国教会ロンドン教区の主教座聖堂で、聖パウロを記念しています。近くにはミレニアムブリッジやテート美術館もありますね!私は実は2年程前にセントポールの上に登りましたが、意外と高くてちょっと怖かったです…。
 

シェイクスピアの生家


この風景は「シェイクスピア」の生家です。ストラッドフォード・アポン・エイボンという町にあり、現代では有名な観光地になっております。
記憶にある限りでは家の中にも入れたと思いますが、(当然かもしれませんが)中は広くなく、意外と微妙…だった気がしてます^^; 家の作りはチューダー調でとても素敵です‼
 
 
 

その他のプチ情報

 
最後に小ネタだけ列挙して終わりたいと思います。
 

アイボレックスには木製の額付きの豪華版もあり、過去に2つだけ見たことがあります(即、輸入しました)。

それ以来、1つも見付けられないので、実は希少な物だったのだと思います。トゥーシェ羽田空港店の時のお客様が購入していきましたね、確か。
 

全デザインで、800種類以上あるようです。

 

オズボーン社は1965年に終了しているのですが、アイボレックスの素晴らしさに感銘をうけた方により復刻(買収?)されています。その会社はボッスンズ社(Bossons)で1981-92年頃に一部のデザインだけ復刻版を作っていたようです。両社は後ろのスタンプかシールを見ればすぐにわかります。

 
 

おしまい…
 
いぬお☆