金・ゴールドとは?
ジュエリーに詳しい人にとっては周知の事だとは思いますが、
金の「特徴」、「純度」、「色」についてお話したいと思います。
【金の特徴】
まず、金の特徴を簡単に述べると、
1.化学反応しない(変色しない。例外有)
2.柔らかい(よく延びる)
3.希少(地球上に少ない)
4.比重が重い(同じ大きさの他の物質より重い)
一番、特筆すべき特徴は・・・1と3全てでしょうね(笑)
やはり、ずっと変色・腐敗しないという物質には「永遠」を感じますし、
希少であればあるほど価値が高くなるのは世の常だと思います。
地球上の地中にある金の量というのは既に分かっているそうで、
既に3分の2を採掘し終えているらしいです。
このまま採掘が進むと私たちが生きている時代に枯渇するかもしれません。
金が暴騰する前に、何かを買っておきたいですね。。。
【金の純度】
さて、金の純度については、多くの人が知っていますよね?
日本で非常によく見るのが24金、18金、14金(最近は10金も。)でしょうか?
(24金=100%金、18金=75%金、14金=58.3%金、9金=37.5%金)
日本で一番ポピュラーなのはもちろん18金ですが、
アメリカは14金、イギリスは9金、
中国・台湾は24~22金がポピュラーのようです。
一般的に考えれば、高価な金の純度が高い方が金銭的な価値はありますよね?
なぜ24金が人気にならないのでしょうか?
どうやら金の性質や歴史などが関わっているようです。
まず金の性質として「柔らかい」ので、
純金でジュエリーを作ると柔らかいために簡単に傷つきます。
逆に、純度が低いと「硬い」です(これは金より硬い金属を混ぜるため)。
硬いと傷つきにくい代わりにジュエリーの細工が難しくなります。
(個人的な推測も入っていますが、)
アメリカは硬度・価値のバランス重視で14金が好まれているのだと思います。
日本ではジュエリー自体の価値と金属アレルギー回避に少し重きを置いて18金、
中国・台湾ではジュエリーの価値が最優先(?)で24金、ではないかと考えます。
ちなみにイギリスはなぜ9金なのか?
イギリスでは古くから英国王室が9金をよく使用しているようで、
ロイヤルゴールドと称して今でも9金のジュエリーがメジャーなままのようです。
さて、トゥーシェの商品は9金が多いです(もちろん18kや15kも沢山ありますが。)。
これはやはりイギリスから輸入しているというお国柄ですね!
【金の色】
さて、最後に金の色について話します。
金の色は「金色」です!当たり前ですね(笑)
でもこれは純金の場合です。
上でも述べたように、日本のジュエリーは金100%という事は少ないです。
その場合、他の金属が混ざっているので、純粋な金色ではなくなり、
混ぜる金属の色に少し近づきます。
一般的には金には銀、銅を混ぜる(ただし、生産会社次第!)のですが、
銅(赤みがあります)を多くすれば「ピンクゴールド」になり、
銀(白)やパラジウム(白)を多くすれば「ホワイトゴールド」になります。
(金と銀は両方柔らかいので、金銀だけ混ぜてもジュエリーとしては向きません。)
ここで1つ注意があります。
宝石屋さんで18金ホワイトゴールドの商品は、大方ピカピカの銀色だと思います。
これは、18金の残り25%の物質を白色系にしたからでしょうか?
いいえ、違います。
さっきも述べたように、金は「金色」です。18金の場合、それが75%混ざっています。
どんなに頑張っても、「白っぽい金色」で完全な「銀色」には変わらないんです。
ピカピカの銀色なのは、ロジウム(銀色の金属)でメッキしているからです。
銀色の場合、ホワイトゴールドの見た目の色は、
ホワイトゴールド自体の色でない事に注意しましょう!